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地中美術館

安藤忠雄設計で、直島にあって、そして全てが地中にある・・・
その程度の予備知識で訪れた地中美術館
ここの良さを言葉で表すのは、とてもとても難しい。

行ってみて新たに分かったのは、照明はほとんど自然光のみが使用されているということ。
そこが地中であるということを、思わず忘れてしまう。

目で見るものが、見えているものが全てではない、ということ。
アートを体感する。まさにそんなところ。
いや、もちろんそれだけじゃないけれど。

美術館の閉館後、日没と同時にはじまるオープン・スカイのナイトプログラムは、
なんとも幻想的。昼間に来たのと同じ空間とは思えない。切り取られた空をじっと見つめ、次第に変わる絵を眺める。

それはそれは不思議で、すばらしい体験。
地中美術館、行ってみないと分からない。


あちらこちら、写真におさめたい景色であふれているのに、敷地内は一切撮影不可。(噂によると敷地内から見える自然の景観すら撮影禁止だとか・・・!)なので画像はすべてカタログとパンフレットを撮ったものです。

そうそう、私が行ったのは平日だったので貸し切りに近い状態で満喫できたのですが、翌日の土曜日は三連休の初日のせいもあってかものすごい混みようで、各部屋が人数制限されているためそれぞれ2〜3時間待ちだったそう(!)。そんな状況を想像するだけでもめまいがするのですが、ここをめいっぱい楽しむには絶対に平日の空いているときに行く事をオススメします!
(混んでいる美術館ほど嫌いなものはない、と思う私。)
                
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空のアオと水のアオ
1日目は雲が多かったものの、気持ちよく晴れた2日目の直島。
空と水は、太陽の存在によって驚くほどに色を変える。
曇りの直島も決して悪くないが、やはり太陽と青空がココは一番似合うんだろう。同じ景色も、昨日と今日では違って見える。

島なのだから(それもそんなに大きくはない)当然なのだろうが、気の向くままに細い路地をあちらへこちらへと歩いて行き、抜けた先に空と水の青い世界をみつけるのは何とも言えず嬉しい。普段なかなか「水」が身近に感じられる生活をしていないせいもあり、旅に出ると妙に反応してしまう。人々の生活に、「水」が自然と溶け合って存在する街が好きだ。

旅先だからそれが目立って感じられるだけなのだろうか・・・
東京にだって港があり、川もたくさん流れているのにね。
                
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南寺:家プロジェクト

家プロジェクト第2弾の南寺は、ジェームス・タレルの作品のために安藤忠雄が設計した新しい建物。予備知識はナシで来たものの、前日に地中美術館のナイトプログラムでジェームス・タレルを体感していたので、ここでもジェームス・タレルを体感できると知って心がちょっぴり踊る。

Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)。
月の裏側。

作品名の意味が、あとになって分かる。

人間の視覚を利用して体感する作品。
今回直島で初めてジェームス・タレルと出会い、おどろいた。

見ているもの、見えているもの、見えていると思っているもの・・・。
そこにあって、そこにない。
そんなもので世の中はあふれているんだろうな。
                
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角屋:家プロジェクト 
家プロジェクト第一弾の「角屋」は、200年ほど前に建てられたという建物で、3作品が展示されている。まず中に入って目に飛び込んでくるのは、水中で赤や黄色に点滅する和室の畳部分に埋め込まれたプール。写真で観た事があったけれど、よく見ると点滅しているのは数字!まるで蛍のように水の中で点滅する数字たち・・・。じっと眺めていると、不思議と心が癒される。

その奥には、窓にはめ込まれたデジタルカウンター。なにかを思い起こさせると思ったら、六本木ヒルズにもあるモノと同じく宮島達男の作品だった。センサーが備えられていて、人が来ると動き始めるしくみになっているとのこと。この部分はかつて土間として使われていて、そこには台所があったんだよ、とおじいさんが丁寧に教えてくれた。ギャラリーやアートサイトで働く人は、いかにもそれっぽい人が多いと思うけれど、ここでは地元の住民が案内をしている。自然と近づいて来て、教えてもらわなければ知る事もない作品についての情報などを話してくれたかと思うと、気がつくとふと離れた場所にいる。ゆっくりと、好きなだけ、何に気をつかうこともなく観賞することのできる居心地の良さとフレンドリーさ。こんなところ、今まで来た事があっただろうか。

修復監修は、イサムノグチ美術館を手がけた建築家・山本忠司氏だそう。

家プロジェクト。
面白い企画だ。
                
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直島のまちなみ

日本国内で「島」を訪れるのは今回の直島が初めて。
そもそも本州を出た事がなく、国内線の飛行機に乗るのも初めて(!)。
なので、日本のほかの島がどういう感じなのか実際には知らないのですが、直島は私がかつてから抱いていた「島」のイメージを決して崩す事なく存在していました。

全くひと気の無い裏道散歩、目に入る景色がいちいち素敵。
ゆったりと、静かに流れる時間がそこにはありました。

ここで暮らすひとびとが、あんなにもおっとりとして温かいのか、この空気で納得です。


写真右上:宮浦港周辺の住宅エリア、下:本村地区
                
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南瓜 by Yayoi Kusama

直島の玄関では「赤かぼちゃ」が迎えてくれるけれど、もともと直島の顔とも言えるべき存在(であったであろう)はこの黄色いかぼちゃ。バスに乗って海岸沿いに出てくると突然に目に飛び込んでくるこれ、「あっ、あれだ!」。どっしりと、でも静かに、ひと気のないビーチに佇む様はなんとも言えない雰囲気を醸し出す。

恐らく何百人もの人が撮ったであろうこの南瓜、やはり正面からのこの姿が、一番しっくりくるのかなあ。
                
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「赤かぼちゃ」by草間彌生

NAOSHIMA STANDARD2のために宮浦港に設置された「赤かぼちゃ」。
高さ4メートルの巨大なかぼちゃは草間彌生作品では初となる中に入ることのできる野外作品だそう。フェリーから宮浦港へ近づくと、まず目に入るのがコレ。とにかく目立ちます。


NAOSHIMA STANDARD2のスタート日だったこの日は、芝生は養成中・立ち入り禁止のためかぼちゃの中へ入れなかったのが残念!(立ち入り禁止の芝生を見ると、何故か気分が滅入ってしまうのですが、養成中なら仕方ない・・・?)

Yayoi Kusama (Contemporary Artists)
Yayoi Kusama (Contemporary Artists)
Laura Hoptman, Akira Tatehata, Udo Kultermann, Yayoi Kusama
Miyaura-kou Naoshima
                
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Benesse Art House

ベネッセアートハウスは、直島のメインアトラクションとでも言えるべき存在の、安藤忠雄氏による設計の宿泊施設を兼ねた美術館。今回の直島訪問でつくづく感じたのは、ベネッセに宿泊しなければ直島を最大限に楽しむ事ができない、ということ。
宿泊料金が高いので、今回は泣く泣く断念・・・。(でも民宿もよかったですよ!)

アートミュージアムは一般のお客さんにも開放していて(鑑賞料1000円)規模としてはそれほど大きくなく、さっぱりとしていて美術館というよりもギャラリーという雰囲気。館内から見える景色が、とにかく素晴らしいんです。

どこから見ても、どこを切り取っても、とても絵になる。
直島はそんな素敵な場所でした。

次回はきっとベネッセに!そう心に決めて直島をあとにしました。
                
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海の駅なおしま
"海の駅なおしま"は直島の玄関である宮浦港に10月1日にオープンしたばかりの、フェリーの切符売り場や待合室、観光案内所やお土産店などを含むいわば旅客ターミナル。鉄骨平屋の建物は全面ガラス張りで非常にシンプル、そしてモダン。“アートな島”の新しい顔となること間違いなしです。なんと総工費は4億円だというのにはオドロキ!
翌日からスタートした企画展「NAOSHIMA STANDARD 2」の白いコーンが、夜になると点灯し、ランダムな動きで点滅するというオブジェとなっていて、思わず見入ってしまう。よく見ると、コーンに書いてある「NAOSHIMA STANDARD 2」のうち一部がそれぞれ抜けているんです。昼間とはイメージがガラリと変わって、幻想的。いい感じでした。


ちょうど最終便のフェリーが待機していたけれど、このヒカリを見ながら港をあとにするのもきっと素敵な光景なんじゃないか、と想像してみたらちょっぴりワクワクしてくるのは私だけでしょうか・・?
                
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pumpkin
南瓜を撮るキミを撮る。

                
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